オーガニックで、ミニマルに。

有機にこだわる主婦の、食べること、暮らすこと、選ぶこと、守ること。

今を生き抜くための、頼れる情報源

TVが報じないニュースが分かるメディア6選。

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 いまの世の中、知りたいことが山積みです。
 新型コロナはもちろんとして、ほかにも食の問題や香害、SNSのセキュリティ…TVやネットニュースだけでは、とても情報をカバーしきれません。
 そこで知っておきたいのが、信頼できる情報源です。
 今回は、私が利用しているものを6つご紹介します。上から4つ目までは、企業からの広告を掲載しない「独立系」メディアです。
 費用がかかる場合も、1か月あたりではさほど高額ではありません。 ご参考になれば幸いです。

1.ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議「JEPAニュース」

 環境ホルモン汚染に危機感を抱かれた女性弁護士らの呼びかけで、98年に発足しました*1
 団体名からも分かるとおり、内分泌かく乱物質(=環境ホルモン)に関する情報、とりわけ専門家によるレポートや各種データが手に入ります。
 会費も手ごろなので、敷居は低めでしょう。
 また、新型コロナが流行している現在は、コロナや感染症に関する情報も多数挙げられています。

 

・内容

  • 環境ホルモン
  • 農薬
  • マイクロプラスチック
  • 香害 など

 

・会費など

  • 会  費:入会金1,000円年会費2,000円
        (※個人会員の場合。)
  • 発行頻度:隔月1回
  • 申込方法:直接申込み(公式HP

 

2.日本消費者連盟「消費者リポート」

 「すこやかないのちを未来につなぐ*2」を理念に、はばひろい消費者問題を取り上げている団体です。
 とりわけ、まだ認知度の低い香害についての動きに注目しています。独自アンケートを実施するなど、非常に意欲的です。
 また、農家さんに焦点を当てた記事が読めるのも独特です。毎号ではありませんが、消費者問題が「消費者」だけのものではないことがよく分かります(例えば、2020年4月号、5月号では農業をしながら執筆をする方々の取材・寄稿がありました)。

・内容

  • 香害
  • 農薬
  • 個人情報保護
  • エネルギー問題
  • 放射能汚染 などなど

 

・会費など

  • 会  費:年会費8,000円
        (※普通会員の場合。)
  • 発行頻度:毎月1回
  • 申込方法:直接申込み(公式HP

 

3.家庭栄養研究会 月刊「食べもの通信」

公式HP:食べもの通信

 1969年設立。カネミ油症事件や森永ヒ素ミルク事件など、当時あいついだ食の問題に危機感を感じた栄養士さんらが設立されました*3
 以来50年、一貫して「心と体と社会の健康を高める食生活」というテーマで発行されています。
 主婦目線の説明が分かりやすく、多彩な専門家の寄稿は読みごたえ抜群です。
 著名人へのインタビューも毎号掲載誌、たとえば2020年4月号には押切もえさん(モデル)、同5月号には木村ー黒田純子さん(脳神経科学者)へのインタビューでした。
 実用面ではレシピの豊富さが光り、さすが栄養士が作った雑誌です。
 私はいま編集に関わらせてもらっていますが、読者としても勉強になっています。

 

・内容

  • 食の安全
  • 農薬
  • マイクロプラスチック
  • 放射能汚染
  • 健康に関する情報 
  • レシピ など

 

・会費など

 購読だけなら入会は不要です。
 1部からの単発購入(1部600円+税)もお受けしています。

  • 会  費:入会+年間購読12,000円
        (年会費4,000円+購読料8,000円)
  • 発行頻度:毎月1回
  • 申込方法:1.直接申込み(公式HP)
         2.オンライン書店
          (Fujisan.co.jp )

         3.電話(03-3518-0623)

 

4.コンシューマネット・ジャパン

 医療を含むあらゆる消費者問題について、外部の専門家と連携しながら活動されています。HPでの情報更新や、本の出版がメインです。
 現在は新型コロナ関連の情報も豊富です。
 予防接種の是非について議論する「ワクチントーク」という集会の共催もされており、子どものワクチンに悩む親御さんには心強い団体です。私もお世話になりました(関連記事「小児ワクチンを「選んで打つ」理由〜参考書籍、リンク、相談できる団体〜 - オーガニックで、ミニマルに。」)。

 

・内容

  • 予防接種(小児ワクチン)
  • エネルギー
  • 食の安全
  • 消費者の権利 など

 

・会費など

  • 会  費:とくなし。
  • 連  絡  先:1.公式HP(リンク先)
         2.メール
          (info■consumernet.jp)

             ※■を@に変えてください

 

5.エコチル調査

概要

 2011年にスタートした全国的調査の報告です。
環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのか*4」を解明するため、日本中の10万組にも及ぶ親子を対象としています。子どもがお腹にいる時から13歳までの追跡調査です。
 「環境因子」には色々ありますが、日用品に含まれる化学物質もその一つですので、環境ホルモンの疑いがある物質についても調査がされています。
 2020年8月現在、直近の報告では「妊娠中の母親の殺虫/防虫剤使用と子供の発育の関係*5」や「妊婦の血中鉛濃度とうつ症状との関係*6」などがあります(タイトルは短縮して紹介しました)。

課題

 ただ、今のところ、子どもの発育に危険な物質を特定できるまでには至っていません。
 対象者の主観的情報がベースとなった調査もあり、「もっと調べないと正確なことが分からない」という報告も目立ちます。使われた物質名(例えば、殺虫剤であれば成分名)や曝露量がはっきり分からないものもあり、市民としては「結局、何がどう危険なの?」という感想もあるでしょう。
 とはいえ、国が化学物質曝露と子供の発育の影響を調べる必要性を認識している、ということは非常に重いものです。今後に期待する意味でも、皆さんにこうした調査があることをまず知ってほしいと思います。

+α:書籍

 これらに加え、私は「読書」をオススメします。特に、読み物として抜群におもしろく、女性の視点から食・環境問題を描いたものを挙げさせてもらいます。
 「タイトルだけは知っているけれど、内容が重そうだからなぁ」と敬遠している方に(私も読むまではそう思っていました)、ぜひ読んでもらいたい3冊です。

  • 有吉佐和子『複合汚染』
    …ぐいぐい引き込まれます。科学者との掛け合いが可笑しく、エピソードも豊富でまったく飽きません。
  • 石牟礼道子『苦界浄土』
    …文章の美しさが際立っています。
     これを書いた当時、なんと著者は「まだ完全にひとりの主婦*7」でした。
  • レイチェル・カーソン『沈黙の春』
    …農薬汚染で卵が孵化しなくなった鳥の話が印象的です。「生態系」「食物連鎖」という言葉の理解に役立ちます。

 

最後に

 今回は、私が信頼を置く情報源を挙げさせてもらいました。
 幅広い分野をカバーしたい方には複数併用がオススメですが、無理は禁物です。見本誌をもらえる団体もありますので、気軽に問い合わせてみてくださいね。