オーガニックで、ミニマルに。

有機にこだわる主婦の、食べること、暮らすこと、選ぶこと、守ること。

バイオテクノロジーと、どう向き合うか。そして自分にできることとは何か。

先日の記事に対し、Twitterで専門家とおぼしき方から様々なご指摘を頂きました。

とてもありがたいことです。

katiefue-happy-housewife-life.hatenadiary.jp

さらに勉強しなければ!と思うと同時に、SNSの時代だからこその出会いに感慨を覚えます。

▶なぜ疑問をそのまま提出したのか 

さて、私の抱いた疑問については、その方のお陰もあり、自分で調べるきっかけが出来ました。いま、資料や本を探しているところです。

ただ、パブリックコメントについては、当初感じたことをそのまま提出しました。

それは、省庁にこそ、こういった疑問に答えてほしいと考えるからです。

 

パブコメの意義

彼らは法案の原案を作るわけですから、そのベースとなるすべての情報を所有しているはず。そして、パブリックコメントには「広く一般から意見を募る」という意義がある。そこには、当然ながら、専門知識のない人達が大勢含まれています。

従って、わたしたち一般人にわかる言葉で、説明してほしいのです。

 

黙っていても始まらない

ただ同時に、私達も黙って待つだけではいけない、とも思います。

「知る権利」という言葉がありますが、これは「疑問を投げかける」という行動なしには叶えられないもの。なぜなら、どんなことが知りたいのか、何に不満・疑問があるのか、相手は分からないからです。

自分は沈黙したままで、相手に何かを期待する。それは、普通の人間関係にも言えることですが、コミュニケーションとして成り立ちません。だからこそ、われわれ素人が積極的に「なぜ?」と問い続ける必要があるんじゃないか。私はこう思うのです。

 

▶組み換えが必要な背景とは?

そして、もう一歩議論を深めれば、そもそもなぜ遺伝子組み換え技術が必要なのか?という疑問が生じます。

今回の案件は、畜産業で使うエサの添加物に関するもの。ならば、

  • なぜ、遺伝子組み換えでフィターゼ酵素を作る必要があるのか
  • その背景には、畜産業界のどんな事情があるのか
  • 組み換えフィターゼ以外の解決策は無いのか

こういった点を語らなければ、議論の始まりとしておかしいと思います。

もしこの点から消費者も巻き込んでいれば、組み換えは実際は要らないかもしれない。そして、遺伝子組み換え技術に対する懸念も、そもそも発生しない。

法律の原案が作成される時点では、すでにこういった議論は尽くされているかもしれません。ならば、その過程も一緒に知りたいのです。

 

▶バイオテクノロジーとどう向き合うか

不確定要素の存在

より安全な技術のために、日夜研究されている科学者の努力は尊いものです。私も、分野は違えど研究に携わったことがあるので、彼らの真摯な気持ちは信じたいのです。

ただ、人類が遺伝子に関してまだ部分的な理解しか得られていない以上、遺伝子工学には不確定な部分が存在するのも事実です。そして、その不完全な知識の中で、科学者はベストを尽くそうとされているし、私たち消費者も納得のいく選択をしなければいけません。

 

最良の選択をするために

私達にとって、組み換え体の摂取は、もはや避けることはできません。その現状を考えると、「すべて悪」と拒否反応を示すことも、「どうせ避けられないなら、どうだっていい」と無関心に陥ることも、私はしたくないのです。

そのために私が大事だと思うのは、その時に自分の行った選択が「納得のいくもの」であること。もしかしたら、その選択が、自分の子孫に何らかの影響を及ぼすかもしれません。でも、限られた時間と体力の中で情報をかき集め、理論的思考力と直感とをフルに使って出した結論であれば、もう仕方ない。それ以上は、人間にはできないと思うのです。

 

疑問に答えてほしい

こうやって、現実の生活と、科学技術による影響との折り合いをつけていくこと。そして、おかしいと感じたらためらわず発信すること。それこそが私にとっての課題であり、テクノロジーと立法に携わる方たちには、その疑問に答えてほしい。

決して、素人だから、どうせ説明しても分からないからと見下して、声を無視するようなことはしてほしくないのです。

 

▶バイオテクノロジー以外の選択肢とは?

同時に、思うのは、そもそもバイオテクノロジーに依存せずに済む社会のあり方はないものか?ということ。

なぜなら、科学者も政治家もバイテク企業の社員も、みなこういた技術のユーザーとなり得るわけで、一般消費者を含めれば影響の裾野は非常に大きいからです。遺伝子組み換えやゲノム編集を推奨する政府の方針が続くなら、社会全体で見た時に、現時点では重大視されていない不確定要素が甚大な影響を及ぼすかもしれない。これは、決して「100%あり得ない」と断言できる話ではありません。

だからこそ、不確定性の高い技術ではなく、サスティナブルな方法を模索したい。そして、そんな取り組みをする組織や人を応援したい。私はそう思うのです。