オーガニックで、ミニマルに。

有機にこだわる主婦の、食べること、暮らすこと、選ぶこと、守ること。

お肉、お弁当、作り置き…「経木」がこんなに便利とは。

皆さん、「経木きょうぎ」ってご存知ですか?

木を薄く削った板のことで、抗菌効果のある日本古来の包装材です。

最近、これを使い始めたので、感想などを書いてみたいと思います。使いやすいうえに環境負荷も少ないので、ちょっと感動モノなんですよ。

▶︎経木

実物写真

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私が買ったものは、こちら。

下に包装が透けていますが、そのくらい薄いものです。

サイズはいくつかあるようですが、これは40センチ× 12センチ。100枚入りでした。

 

伝統的な使い方

  • お肉、お魚の保存
  • 食品容器(たこ焼き、おにぎり 他) 
  • 蒸し器の中敷き

などなど。

こちらの方が、由来なども合わせて紹介なさっています。

egorozist.exblog.jp

 

▶︎私の使い方

お肉の保存

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生協からお肉が届いたら、すぐに経木を敷いたタッパーへ。

この写真では、お肉の上にも載せています。この状態で蓋をして、冷蔵庫のチルド室で保存。

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横から見たら、こんな感じ。

お肉から出るドリップを吸ってくれるので、長持ちするし、調理の前に拭き取る手間が省けるんです。まさに一石二鳥!

特に、冷凍で届くお肉の場合、解凍後のドリップが難点です。そんな場合に、特に効果的。

スーパーのお肉のトレーにも、ドリップよけのウレタンシートが敷いてありますよね。感覚としては、それと同じです。

 

作り置き食材の中敷き

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あと、欠かせないのが作り置き食材の保存です。

最近は一日二品ぐらいずつ作り置きをしているので、大変重宝しています。

これまでは食材から出る汁でベタベタになりがちだったのですが、経木を使ってからはそれがないので味も落ちません。

さすがに、つけ汁が命のマリネには使ってはいませんが(笑)、それ以外には大抵大丈夫。

抗菌効果があるので、夏場はとくに嬉しいです。

 

揚げ物の油とり

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また、揚げ物にも経木を使ってみたら、大正解。

一見、キッチンペーパーのほうが使いやすそうに見えますが、実際は吸油性はそんなに変わりません。油をたくさん吸ったら取り替えなければいけませんが、それは紙も経木も同じこと。

むしろ、経木の方がピンとハリのある素材なので、私にはこちらのほうが使いやすく感じました。

 

お弁当に

中敷として

www.instagram.com

経木をそのまま容器にする人もいるようですが、私はお弁当箱の中敷きとして使っています。

Instagramにも書きましたが、主人からはとても好評!ご飯もおかずもしっとりなのに、決してパサパサせず美味しいとのこと。

彼は変わったものが苦手なので、嫌がるだろうと思っていたんですが(笑)。今では、毎日使っています。

 

仕切りとして

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また、「仕切り」としての使い方も。

上の写真のように小さく切って丸めたり、まっすぐな板のまま使ったりしています。シンプルな形なので、いろいろ応用が利くんですよ。

Instagramには、手巻き寿司のように丸めて容器にしている方も。「#経木」で検索したら、いろいろ出てきます。まさに、アイデア次第ですね。

 

▶︎売っている場所

ちなみに、この経木。実は買うのにひと苦労でした。売っている店がなかなか見つからなかったんです。

私の住んでいる地域には調理器具専門の商店街があるのですが、どこに聞いても「取り扱いなし」。

それでお店の方の情報をたよりに、ようやく一軒だけ見つけたのです。それだけ、需要も供給も減っているということなんでしょう。

 

▶︎今や絶滅危惧素材

アナログだけど使いやすい

diamond.jp

こちらの記事に書いてありますが、その昔はかなり広く使われていた経木。それが、プラスチック容器やラップの開発により、廃れていってしまったのです。(この記事、製造工程なども書いてあって、面白いですよ。興味のある方はぜひ!私は知らないことだらけでした。)

確かに、物心ついたころからプラ製品で育った現代人としては、木というアナログ素材は「使いにくそう」と思ってしまいます。

でも実際に使ってみると、全然抵抗なく使えたので驚きました。

 

環境にも体にもやさしい

それに何より、環境にも体にも負担が少ない!これは、とてもうれしいことです。

  • 微生物によって容易に分解される
  • 石油資源の枯渇の心配がない*1
  • プラ容器のような食品への化学物質残留の懸念が少ない

そういう意味では、これからも使い続けていきたいし、自分の生活スタイルに合った使い方を模索したいなと思います。

 

▶︎これからのこと

産地は大事

ただ同時に、経木の素材になる木の産地も、チェックが必要だなと感じました。

今回はお試しで買ったので、産地のチェックまではしていません。でも、日本の放射能汚染が進んでいる今、この点は気にかける必要があると思うのです。

さいわい、西日本産の経木が手に入りそうなので、今後はそれを使おうと思っています。

 

放置林の有効活用?

また、私の田舎にはたくさん杉の山があるのですが、もしそれを使った経木があったら使ってみたいなぁ、とも。

コストばかりでお金にならない山林は、高齢化が進む地域では大きな問題。うちの家族もそれに直面していますが、何らかの形でお金になるのであれば、それに越したことはありません。

今すぐ何かできるわけではありませんが、心に留めておきたいと思います。 

*1:もちろん、木も切りっぱなし使いっぱなしでは枯渇するので、常時植林と維持管理が必要ですが。